変わり続ける印象

今日は自分の大学のOB、OGの社員の方々と話す機会が得られるということで、NTTデータの懇談会イベントに行ってきました。

前に「NTTデータの説明会はあまり印象が良くなかった」みたいなことを書いていたように、正直あまり期待していなかったのですが、やはり実際に中で働いている人の話を聞くと今まで見えていなかったものが見えてきたりして、結構有意義なものとなりました。

どんな会社にも良いところもあれば悪いところもあるわけで、NTTデータの良いところは自分にとって魅力的なものだと思ったりして。詳しいことは省きます、なぜならいつどこで情報が流出するかわからないから(笑)。ちなみに、社員の方の1人が自分と同じような動機で就職活動をしていたので、この会社のことに限らず色々アドバイスをしてもらえることになって、それは非常にラッキーでしたね。


就職活動をしていると、こんな風にして会社に対する印象は毎日のように変わっていきます。学生の身分にある人間が得られる情報は限られていて、しかもそれはほんの一部分でしかない。そういった僅かな情報をフル活用して会社のことやそこで働くことを考えたり想像したりするしかなくて、だから新しい情報が手に入るとコロコロ考えが変わってしまったりして、それは仕方の無いことなんですが、だからこそできるだけ多く考えるための材料を集める必要があるのではないか、と思います。

例えばもし今日僕がこの懇談会に参加していなかったらNTTデータを志望する気持ちは低いままだったでしょう。僕が最初に抱いていた印象というのはたまたま説明会の進行がよくなかった、という今振り返ってみれば何とも理不尽な理由で決定付けられていたものだったんですけど、でもその時点で僕がNTTデータを判断するための材料となる情報の中ではそれが絶対的な力を持っていたわけです。

今日あらためて社員の方々と話してみて、結果的にその時の考えは見当違いだったということになったのですが、今僕が抱いているそうした考えや印象なんてものもよっぽどあやふやで、頼りなくて、偏ったものと言える一面があるということは確かでしょう。たまたま得た材料が新鮮だと感じたから良い方向へとシフトしただけであって、そこに必然性はないのです。偶然に左右される面が大きいと正直思います。

だからといって、それを批判したり嘆いたりすることはできません。なぜなら、自分を納得させるためには、どんなに偶然や運に任せられているところはあるとはいえ、こうした一連の情報収集、及びそれをもとにした思考や想像を徹底的に突き詰めるしかないからです。知らないで悩んだのち判断するよりかは、知った上で悩んで判断した方が、もし結果が同じものであったとしても、その意味合いは大きく異なってくる。結局それは自分がどういった経緯でその答えにたどりついたのかについて、自信を持つためと言えるでしょう。中途半端なままで決断を下してしまったら、後で後悔してしまうかもしれなくて、それは絶対に避けたいと思っているのです。

最近自分でも考えすぎかな、と思うことがあります。もしかしたら少し余裕を無くしているのかなとも。でもやっぱりこういったことを考える機会は今しか無いとも思っているから、毎日毎日あっちに行ったりこっちに行ったりしているのでした。